太陽の光や豊かなみどりや爽やかな風など魂を揺さぶる風景は、こころの奥底に沁みわたり、それが言葉になって詩が生まれます。詩はこころの風景です。言葉で紡がれたこころの風景を画像と一緒に楽しんでいただけたなら幸甚に存じます。
空は突き抜けて青く 熱烈な陽光に空気が 赤く膨張し 怒(いか)ったように 容赦なく熱波が襲いかかる この眩暈(めまい)がするほどの 熾烈な日差しの中に 街は 死人のような 白い静寂に覆われ誰もいない公園に 蝉の鳴き声だけが 夏の生命にざわめいている 強烈な熱気につつまれて かがやく陽光を全身に吸収するまるで 絹の蒲団(ふとん)にくるまっているように気持ちが良い灼熱の陽光のなかに ぼんやりと座っている 宝石のような幸福太陽はたとえようもなく美しい 奈津光平の詩「日光浴」より
空は突き抜けて青く
熱烈な陽光に空気が 赤く膨張し
怒(いか)ったように
容赦なく熱波が襲いかかる
この眩暈(めまい)がするほどの
熾烈な日差しの中に
街は 死人のような 白い静寂に覆われ
誰もいない公園に 蝉の鳴き声だけが
夏の生命にざわめいている
強烈な熱気につつまれて
かがやく陽光を全身に吸収する
まるで
絹の蒲団(ふとん)にくるまっているように気持ちが良い
灼熱の陽光のなかに
ぼんやりと座っている 宝石のような幸福
太陽はたとえようもなく美しい
奈津光平の詩「日光浴」より