日光浴



 

空は突き抜けて青く 

熱烈な陽光に空気が 赤く膨張し 

怒(いか)ったように 

容赦なく熱波が襲いかかる

 

この眩暈(めまい)がするほどの 

熾烈な日差しの中に 

街は 死人のような 白い静寂に覆われ

誰もいない公園に 蝉の鳴き声だけが 

夏の生命にざわめいている

 

強烈な熱気につつまれて 

かがやく陽光を全身に吸収する

まるで 

絹の蒲団(ふとん)にくるまっているように気持ちが良い

灼熱の陽光のなかに 

ぼんやりと座っている 宝石のような幸福

太陽はたとえようもなく美しい

 

 

奈津光平の詩「日光浴」より







                          

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