ときの旅人



ときの風に吹かれて 

どこまでも流れながされる ときの旅人

 

ときの河に船出して

流れるままにながされる ときの旅人


春の陽光

 

パンジーの夢ひらく 

むらさきやらしろやらきいろやら

 

ほかほか いい気持ち

 

あ 紋白蝶だ

 

一瞬のひかり

 

充ち足りた時間 

すぐに いなくなる


ときが風になる

ときが河になる

 

風景のなかに漂泊する ときの旅人

 

流れるままに ながされて

どこまでも 流れていくだけさ

 

 

                               奈津光平の詩「ときの旅人」より

 




 

 


 

 

 

                         

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