太陽の光や豊かなみどりや爽やかな風など魂を揺さぶる風景は、こころの奥底に沁みわたり、それが言葉になって詩が生まれます。詩はこころの風景です。言葉で紡がれたこころの風景を画像と一緒に楽しんでいただけたなら幸甚に存じます。
異国に一人ぽっちとてもさみしい 闇夜の砂漠のように話す言葉は風に消されてしまう いつまでたってもまぼろしの汽車はやってこない せっかくあおい切符を手に入れたのに 蒼天に羊雲がゆっくりと流れてゆくあの羊といっしょに無垢の国へ行ってみたい 朱い欄干を噛んだ牙はどこに行ったのだろう月の砂漠に落としてきたのだろうか 唇がカサカサに乾いちゃった淡い灯影のゆれる酒場で冷たい麦酒を飲みたい 異国の片隅に青い夢が眠っている明日も生きてゆかなくちゃ 奈津光平の詩「異国」より
異国に一人ぽっち
とてもさみしい
闇夜の砂漠のように
話す言葉は風に消されてしまう
いつまでたってもまぼろしの汽車はやってこない
せっかくあおい切符を手に入れたのに
蒼天に羊雲がゆっくりと流れてゆく
あの羊といっしょに無垢の国へ行ってみたい
朱い欄干を噛んだ牙はどこに行ったのだろう
月の砂漠に落としてきたのだろうか
唇がカサカサに乾いちゃった
淡い灯影のゆれる酒場で冷たい麦酒を飲みたい
異国の片隅に青い夢が眠っている
明日も生きてゆかなくちゃ
奈津光平の詩「異国」より
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